フリーランスという選択

フリーランスという選択

これまで

4記事目にして、ちょっと自分のことを話していきたいと思います。

私は地方公務員を3年前に退職後、独立してフリーランスになりました。

2018年、私は元々建築職として自治体の運営する施設を建設したり、今ある施設の保全・管理、あと新しく家を建てたいって人が相談に来たり、違法な建物などを指導する部署などに在籍してました。

公務員では約8年間。

それ以前は、個人の家を主に建てる工務店に約2年(営業職1年、現場監督1年)勤めており、通算で約10年間は建築の仕事を生業“ナリワイ”にしてきました。

ちなみに今も、二級建築士という立場を基軸に建築の仕事もやりながら、他の仕事もこなして複業しています。

元々、創作活動が好きで建築の道に進みましたが、工務店時代にブラックな業界であることを体感し、一度挫折。

狭い業界内で再就職することが嫌だったので、とりあえず比較的得意だった勉強を武器に、半年間勉強に励み、何とか安定した仕事の代表格の公務員になることができました。

公務員時代は民間経験者としてのアドバンテージを活かし、結構期待されながら、王道のようなキャリアを積ませてもらいました。

しかし、前例踏襲が当たり前で、一番苦労する仕事が人間関係の調整という、生産性も革新もない日々を、漫然と過ごす中、

「このまま上に上がっていって、責任だけ負わされてやりたくもない仕事をして、それで人生終わり?」

と、疑問を抱き始めました。

そもそも、公務員になる時に、周りからは

「お前が公務員?似合わねー!」

と言われる感じで、安定で型にハマるということからは真逆だった私が、逆によく8年も勤められていたなと思います。

公務員として「勤める」を考えた

話し変わりますけど、公務員の生涯年収って約2億3千万円らしいです。

これをどう捉えますか?

退職金が2,000万円だったとして、約35年の勤続年数で2億1千万円。単純に割って、年収600万円。

手取りで言えば約455万円

ちなみに、私の暮らしている地域の平均年収は414万円で、年収600万円は非常に好待遇の職業です。

私は、

「そっか、これから先、年収1,000万円にはなれないのか、、、」

という印象でした。

あ、もちろん、地方公務員の場合だと58歳あたりで部長とかくらいの役職に上がると1,000万円も可能です。

まあ、そもそも1,000万円という数字が目標というわけではなく、お金を基準にして考えても

「大してもらえないんだな」

「その上、世間の風当たりは厳しく、発信することや楽しいこともないな」

という印象です。

ある時、起業家や社長などの集まる異業種交流会に興味本位で参加したことがありました。

その中に入って、まず、自己紹介

「○○市役所のモトキですー。」

応対された自分より2~3歳上に見える、ベンチャーの社長さんは

「□□というサービスを作ってます、佐藤(仮)ですー。」

「公務員さんなんですねー、お仕事大変でしょう?なんで市役所に入られたんですかー?」

「なんで?えー、、、そうですねぇ、、、」

話しを無理やりに膨らまそうとしてくれた質問に、言葉を詰まらせてしまいました。

笑ってごまかしながら「いやー、安定してるので(笑)」「特にやりたいこともなかったので(笑)」と言ってしまうのか。。。

このまま、仕事の愚痴トークで会話を進めても何の生産性もないと感じて、適当に話して相手の会社のサービスについて質問をする。

この時、初めて実感しました。

「公務員の自分には何も自信を持って話せることがない」

と。

結局、その異業種交流会では深く繋がれる人はできず、公務員という立場の持つ圧倒的な影響力の無さを痛感しただけでした。

商品を持っているわけでもなく、大した責任も負っていない。

感じ方は人それぞれでしょうが、私はこの時、あっち側にいつか行きたいと強く思いました。

ちなみに、公務員の友人などでブログやSNSを積極的にやっている人は、非常に少ないです。(個人の感想です)

なぜって、そもそも発信することが無いからです。

せいぜい、どこに旅行に行った、何を食べた、マラソンで何位だった、利き酒大会で全国一位だった(それはすごい)、みたいな趣味を通じた発信くらいで、そこには何の生産性もありません。

これから

なんとなくここまで、ちょっと気取って自分語りをしてしまいましたが、実際公務員を辞めたのには大した理由はなく、なんとなく、今が退屈だっただけです。

先が見通せるレールの上を、ただただ転がっていくことが耐えられなくなり、

そして、いろいろなことを考えて、行動して、今フリーランスをやっています。

フリーランスになってどうしてもこれがやりたいというビジョンがあったわけでもなく、少しの取引先と応援してくれる友人、あと、なんとなく自分ならどうにかできるだろうという「素敵な勘違い」を持っていただけです。

正直、この判断が良かったのか悪かったのか、今はまだわかりません。

分かりやすく金額の話しをすれば、

公務員時代の私の年収は約390万円で、昨年の売上では420万円ほどでした。

ただ、これがどうというわけではありません。

今後、右肩上がりに売上を伸ばせる補償もなく、独立後1,2年は貯金も食いつぶし、借金もしましたので。

しかし、2020年2月以降の新型コロナウイルス流行による影響で激しく揺れ動く、この時代において一番怖いことは、

「選択肢を持っていないこと

だと、私は思います。

フリーランス4年目に突入した2021年。

私はもっともっと選択肢を広げるために、日々勉強と試行錯誤を繰り返していきたいと思います。

自分で言うのもなんですが、なかなか稀有な経歴を経てフリーランスという選択に至りましたので、刺さる人は少ないでしょうが、どなたかの何かの参考になれば幸いです。